旅行の準備Part2

車内でiPodが聞きたい

我が愛車のカーステレオは Carrozzeria FH-P80という、カセット(!)が付いている2DINの一体型です。いまだにCDチェンジャーを運用しており、かつそろそろ10年もののカーステレオのためMP3再生はもちろん、外部入力端子すら存在しません。そんなこいつから、iPodの素敵(?)な音楽を鳴り響かせたいものです。

CD-RB10?

Pioneerのすばらしいところは、10年前のカーステでも外部入力端子を増設するパスを残しているところです。表題のケーブルを購入することで、AUXINの端子が準備できます。しかしながらいかんせん高い。10年ものに5000円弱の投資はもったいなさ過ぎる。何とかならないかなと思ったら、同じようなことを考えていらっしゃる先人たちの多いこと。

IP-BUSコネクタのハック

Pioneerのカーステは、IP-BUSという規格のケーブルで接続することでオーディオ装置間での同期を取るなど使いやすい動作をしてくれます。詳細は割愛しますが、このコネクタにはLine-inに該当するピンがLとRの+−で4本存在することが明らかになっています。ここへ、iPodなど外部入力デバイスを接続してあげることで、社内でiPodが使えるようになりそうです。

コネクタ部品

マルツ電波で以下の品々を買ってきました。
2mmピッチコネクタ2種類
 ZL2001-2PL x1 30円(2ピン)
 ZL2001-4PL x1 50円(4ピン)
ステレオプラグ
 MP019LC x1 73円
ケーブル(ジャンク) 200円
しめて353円也

少し削ったり切ったり

2ピンのコネクタは1/2にカット、4ピンのコネクタは出っ張りをカットして現物合わせします。
IPバスコネクタにうまくはまるように試行錯誤となります。

2mmピッチのおかげなのか、結構ぴったりと入ります。ためしに入れてしまったら、取り出すのに苦労します。あとはコネクタにジャンクケーブルを皮むきして圧着です。圧着工具が無いので、ラジペンで苦労して圧着です。工具があれば生産性はかなり違いますし、後々のことまで考えると工具を買ってしまいたくなりました。(じっと我慢です)

ケーブルの作成

ケーブルの車内側はステレオミニプラグにしておきました。iPodだけなら以前作成したコネクタがそのまま使えると考えたからです。携帯電話を接続する場合も概ねミニプラグであれば問題ありません。RCAが必要になったら変換ケーブルを作ればよいと考えました。

反省

CDチェンジャーとの共存はできないようです。
嫁さんには事情を話し、単発CDスロットを活用してもらうようにお願いしています。

番外編

愛車のオーディオ取り外し方法は音響機器メーカーのサイトに掲載されていることが多いです。私はクラリオンのサイトから車種を選択して確認しました。今回は電子工作よりも車のダッシュボード周りの取り付け取り外しのほうが非常に大変でした。やってみてわかりましたが、暑い昼間のほうが樹脂素材が柔らかいため取り外しやすいようです。夕方気温が下がってからの取り付けは非常に大変でした。