脱CATV UHFアンテナ編

ケーブルテレビ

我が家はケーブルテレビに加入しています。新築当時から4年間、毎月お金を支払ってテレビを視聴しています。現在契約しているコースはパススルーのみのコースで、STBの設置はありません。つまり有料チャンネルは一切無く、地デジと隣県の放送が見られる程度です。ちなみにBS・CSは映りません。
(一般的にCATVにパススルーで高周波であるBSを流すことは、減衰等技術的にハードルが高いようです)

BS・CSが見たい

さほど気にしていなかったBS・CS放送ですが、地デジ完全移行に伴いTVを新調したことに伴い、番組表機能が非常に使いやすく、そこに出てくるBS・CSの番組表が使えないことにフラストレーションを感じておりました。

BS・CSのCATV混合

ググると混合をしてらっしゃる方は非常に多く、費用も2〜3万円程度、ブースター費用が一番高くつくことがわかりました。ブースターを使わない方法は無いか検討しました。例えば現在のブースターに、CATVとBS・CS信号を混合したものを入力する方法ですが、衛星ミキサーを使うことで何とか実現は出来そうに思えます。

CATV解約?

CATVの解約も検討してみました。現在月額945円の支払いです。UHFアンテナを屋根に上げるのは、ソーラーパネルへの影響(影やアンテナが倒れたときのパネルへのインパクト)を考えると検討外です。すると壁面への取り付けになりますが、家の躯体に穴を開けることは余りやりたくありません。またCATVはアナデジ変換を配信しており、アナログチューナーを使った機器を使い続けることが出来ます。我が家のHDDレコーダーはいまだにアナログチューナー対応であり、CATVを使い続けるメリットは十分にあります。

結論

今回の方針として、以下を実施に移すことにしました。
・CATVを来春(2012年3月)までに解約する。
・それまでにアナログ機器を駆逐する。
・BS混合はそれ以前(2011年10月)には実現する。
・いつでもCATVを解約出来るように、UHFアンテナを準備しておく。
・3年以内の償還のため、3万円以内で実現する。
・極力DIYにて出来る方法を探す。

DIY

ようやく今回のブログエントリのお題である屋根裏アンテナにたどり着きます。
屋根裏アンテナを実施している方は多いようで、我が家のように妻切・サイディング壁、コロニアル屋根の家でも実現できているようです。そこで作戦を立てつつ検討を進めます。

ブースター購入 (マスプロ 7BCB28)

衛星ミキサー+BS増幅用ラインブースターの組み合わせを検討してみましたが、ラインブースターによる増幅性能が低い点、ブースター購入と費用が2000円程度しか変わらない点を考え、CATV+BSの混合ブースターを購入することにしました。ヤフオクで送料込み7190円でした。
(ちなみにCATV対応品は、地デジでの使用も問題ない)

BSアンテナの選定

BSアンテナの購入は最安商品の1ランク上の商品にしました。DXアンテナ製です。15mの同軸ケーブル、べランダ取付金具が付属して約6000円です。

UHFアンテナの選定

実はこの検討に先立ち、総務省デジサポからUHFアンテナ無償レンタルをしてみました。レンタルできるアンテナは室内アンテナで、私はDXアンテナのUDF80をレンタルしました。これを屋根裏に持ち込んでみましたが、受信レベルは40前後と低く散々な結果でした。そこでUHFアンテナの選定は性能を重視して、八木アンテナのUS-LD14CRをチョイスしました。このアンテナはパラスタックというジャンルのようで、かつ地デジ電波の領域に特化した性能を維持しています。このアンテナで屋根裏受信を成功させます。

チェッカー

電波の強度を測定する機器をついでに購入します。日本アンテナ製のNL30S。約3700円ですが、後述する屋根裏設置で大活躍をします。屋根裏設置を考えてらっしゃるかたには必須のアイテムといえるでしょう。

屋根裏での戦い



UHFアンテナを屋根裏の梁にぶら下げました。アンテナをぶら下げるなんて論外と思われるかもしれませんが、屋根裏に風は吹きません。ぶら下げるだけで十分でしょう。ただ、ぶら下げるにあたって、上述のチェッカー無しには成功しなかったと思います。送信塔側の壁面ぎりぎりまで寄った後、高さと向きを調整します。高さの微調整には、自在金具を使いました。テントを張るときに使うあれです。100均には売っていなかったので仕方なく家にあるタープから拝借しました。(次に使うまでに返しておかねば)
最適な高さと方向は、チェッカーのLEDを見ながら調整します。高さを数十センチ変えるだけでLEDの数が極端に増減します。LEDが5ヶ点灯する高さと向きで固定します。固定といっても梁にロープをかけるだけなので、木には一切穴を開けておりません。吊るした後に向きを固定するため、先端にもロープをかけて終了です。

受信レベル

CATVだと受信レベルは60〜65です。(BRAVIAによると)
屋根裏アンテナでは52〜55と、ぎりぎりですが安定して受信できています。
地デジはこれで問題なく受信することが出来るようになりました。
次はいよいよBSアンテナです。