100均一ライトその2(ランチャーライトの点滅改造)

ランチャーライト

この写真は100均で購入したLEDライトです。改造ネタにされることで、結構有名なライトのようです。実際、100円としては非常にお値打ち感のある商品だと思います。今日はこのライトに点滅改造を施します。とはいえ、自分は電子工作のスキルが無いので、やはり先人の智恵をお借りしながらになります。

先人の智恵

今回お知恵をお借りするのは、自作☆改造☆修理の館oink!さんが書かれたこの記事と気の迷いさんです。(すみません、気の迷いさんはトラックバックアドレスがわからないためリンクは避けました。どちらのサイトも電子工作を志すものにとって、非常にためになるサイトです)

加工用回路図と必要な材料


上記の2ヶ所の記事を参考に私が書いた加工用回路図です。クリックで拡大できます。必要な部品はランチャーライトと、ダイソー点滅安全ライト自転車151、10μFコンデンサ1ヶ、ダイオード1ヶです。(コンデンサダイオードは、なぜか家にあったものをそのまま使います)
ざっくりいうと、ランチャーライトに、安全ライトの基板をぶった切って、点滅回路を取り出して埋め込みます。このあたりはoink!さんの記事が非常にわかりやすいです。oink!さんがお使いの回路は私が使った安全ライトの姉妹品に当たるものだと思いますが、同じ点滅回路が載っているようです。(基板パターンは多少違っています)
この加工用回路図は気の迷いさんの「3LED LAUNCHER LIGHT・ランチャーライト」の記事の、2009/2/26追記で示された回路図を参考にしています。
加工用回路図に戻りますと、上がぶった切った後の基板です。基板のシルク(SH206B)が左端に逆さまに見える状態で切ったと思ってください。下はランチャーライト内部のLED基板をLEDのついていない側から見たものです。以下に順を追って解説します。

部品の取り出し

ランチャーライトから基板を取り出します。ランチャーライトの電池ボックスをはずし、内側からドライバーのようなもので押すと外れます。かなり力が必要でした。電極金具を外してしまいます。
次に点滅安全ライトから基板を取り出します。こちらは精密ドライバーですぐに取り外し可能です。点滅安全ライトの基板についている赤色LEDは工作の邪魔になりますので、すぐに外してしまいます。さらに、のこぎりを使って写真のように切ってしまいます。下の写真はランチャーライト基板から電極金具を外したところです。



基板への加工

まず、ランチャーライト基板のLEDのマイナス側のパターンを3ヶ所カットします。図の赤線部分がそうです。この加工で、LEDのマイナス側は、点滅回路(IC)へ直接接続することになります。基板の同心円外側の広い部分がマイナスになります。蛇足ですが最も外側に、ランチャーライトの筐体に接触するためのはんだ盛があります。

次に、点滅安全ライトの基板を1ヶ所カットします。これは、ICのGND端子をダイオードを介して接地させるためです。さらに、この基板の皮膜を露出させます。赤丸をした部分を適宜行います。私は4ヶ所に加工を行いました。皮膜は、カッターの背を使いこすり取るようにします。

配線


次に加工用回路図に沿って配線していきます。リード線は太目のものを短く使うことで、加工中の位置きめなどができるためにやりやすいと思います。コンデンサダイオードの配線は、基板パターンなどに接触しないように慎重に行います。必要に応じて熱収縮チューブを使います。
ランチャーライト基板に、安全点滅ライト基板を載せ、その上に電池ボックス接触用の+極を作るようにします。




仮り組みでの動作確認

作成した基盤と電池ボックス、マイナス極のスイッチ部分をつなげ、LEDが点灯することを確認します。スイッチを半押しすると、点滅パターンが切り替われば問題ありません。いよいよ本組み立てに入ります。

正負極の金具をカット














加工し追加した基板やコンデンサの厚み分だけバネのような電極金具をカットします。左の写真を見ると、かなり厚みが増していることがわかると思います。この程度であればまだ許容範囲です。電極金具をカットしすぎると接触不良になりますので、慎重に行ってください。

完成

何とか完成しました。動画形式でお見せしたいのですが、またの機会にします。
今度はこれを自転車に取り付ける方法を考えなければなりません。